バイオジェニックス(乳酸菌生成物質)とは、乳酸菌が培養液の中で発酵し、分泌・代謝した産生物質です。
今から17年前、Fullerによって、腸内微生物のバランスを改善することによって 、宿主動物に有益に働く生菌添加物と定義されたことにより、世に知られ始めました。
「腸内フローラを介することなく、直接、血液降下作用、コレステロール低下作用、整腸作用、抗腫瘍作用などの生体調整・生体防御・疾病予防・老化制御などに働く食品成分」であり、
広義には、生理活性ペプチド、植物性ポリフェノール、カロテノイド、DHA、ビタミンなどの食品成分がこれに該当。
この菌体成分による生体への直接作用による生体調節作用は、1988年に東京大学光岡教授により、「バイオジェニックス効果」と提唱されています。
様々な疾患と腸内細菌との関連について、「アトピー性皮膚炎の子供は腸内にビフィズス菌や乳酸菌が少ないことが報告されている」と東京大学の光岡教授。
このほか、花粉症とも腸内細菌が関与することを指摘しました。
さらに、
「生きた乳酸菌(プロバイオティクス)を摂る事が良いといわれているが、死んだ乳酸菌を摂っても免疫機能を高めると言うことが解っている。」
と述べ、オリゴ糖や食物繊維などのプレバイオティクスやバイオジェニックスの有効性について見解しました。
口の中も消化管の入り口であり、腸内と同じように400種類以上の常在菌が存在しています。
多くは善玉菌ですが、30種程度の歯周病の原因になる悪玉菌も存在しています。
乳酸菌生成物質を水で口腔内へ薄めてスプレーすると、腸内と同じように善玉菌が増え、口腔内のバランスが良くなるといわれています。
歯科医院によっては、ジェルタイプの乳酸菌生産物質が使用されているところもあるようです。