アメリカでは1977年にアメリカの政府が「マクガバン・レポート」を発表したことを機に、
食への意識が急速に変わってきました。
上院栄養問題特別委員会の委員長、ジョージ・S・マクガバンは
「動物脂肪の取りすぎ、砂糖や塩の取りすぎは
心臓病やガン、肥満、脳卒中などの病気と因果関係がある。
脂肪を減らすこと、精製されていない穀物・野菜・果物などの複合炭水化物をもっと食べ、
動物食としては魚介類を食べることである」
と食事の改善を提唱したのです。
そうして1980年代からアメリカ人の平均的な食生活は変わり、
いま若者の間ではとても健康的な食環境が浸透しています。
驚くことに1990年代以降、アメリカではガンの死亡率も減少傾向にあるのです。
しかしどうでしょう。
現在の日本人の食生活はアメリカ人に比べて、
野菜や果物を食べる量が極端に少なくなく、野菜の質にもかなり差があります。
それなのにお肉はよく食べる。これでは消化吸収もうまく行きません。
アメリカの野菜はビタミンやミネラルが日本の野菜よりも豊富に含まれています。
そのうえ日本のようなビニールハウス栽培ではなく、紫外線をたくさん浴びて育てられる為、
野菜自体も大きく育ち、葉や茎もしっかりしています。
更に紫外線を浴びることで、抗酸化作用を持つビタミンA、C、E、B類や
フラボノイドも植物内に多量に産生されているのです。
残念なことに、日本の野菜はビニールハウス栽培が盛んになり、
いつでも好きなものが好きなときに食べられるようになってしまいました。
現に、旬のお野菜や果物が何かを知らない子供達が増えています。
旬の食品は、体に良い栄養素も豊富で、酵素もたくさん持っています。
旬を大切にする心を持ち、上手に食事に取り入れていきたいですね。
毎日食べる野菜は栽培する土壌にビタミンやミネラルがどれだけ含有されているかが、
健康や寿命と大いに関ってきます。
日本の土壌はもともと火山灰地である上に、
大量の農薬や化学肥料によって土が痩せています。
水もミネラル量が少ない軟水です。
さらに、日本の農業では生産効率化のために
太陽を遮断したビニールハウス栽培法が盛んです。
現在、流通している野菜の1/3がハウス栽培といわれています。
太陽の光をたっぷり浴びれなかった野菜はビタミン・ミネラルの含有量が少ないのです。
そのうえ、海から取れる海藻類もあまり食べなくなりました。
日本国土は海に囲まれており、昔の日本人は魚介類から動物性たんぱく質を、
海藻類から豊富なビタミン・ミネラルを摂ってきました。
人間は生まれ育った土地で取れたものを、
出来るだけ自然のままで食べるのが一番良いのです。
日本人の体にとって動物性の食物(肉類)は、
遺伝的にも体質的にも健康な食物とは言えません。
野菜と並んで重要な海藻類、これには野菜を上回る食物繊維が含まれています。
たんぱく質も十分に入っています。
食物繊維は便通を良くし、大腸内の有害物の排泄に役立ちます。
特に重要なのは、海草のぬめりの成分である水溶性の食物繊維「アルギン酸」です。
消化管内のナトリウムと結びついて便として体外に排泄し、
高血圧の予防に役立つだけでなく、
血液中のコレステロールの量を減らす働きも持っています。
動物性食品をふんだんに使用した食事をしていると、確実に健康を損ないます。
動物性たんぱく質、脂肪をたくさん摂る事によって、活性酸素(フリーラジカル)や
過酸化脂質(油のサビ)などの毒素が腸内や体内に多量に発生するからです。
更に腸内では大量の毒素が発生し、
免疫力や抵抗力を司っている腸内細菌のバランスが崩れ、病気にかかりやすくなります。
動物性脂肪は体内に老廃物をためやすいので、肥満の原因物質ともなるのです。
体に必要な脂肪分は穀類・マメ類・魚類などの日本伝統的食生活で用いられた食品から、
自然な形で摂取するほうが遥かに賢明ですね。
さぁ、腸をキレイにするためにさっそく取り組みましょう!!
Ⅰ、朝食を抜かずに食べる
Ⅱ、主食(オリゴ糖、米・麦・豆・雑穀など)は乳酸菌の好物なので抜かさない
Ⅲ、食物繊維の多いもの(穀類・緑黄色野菜・きのこ・海草・果物・豆など)を積極的にメニューに加える
Ⅳ、乳酸菌を多く含む食品・発酵食品(ヨーグルト・納豆・キムチなど)をたくさん摂る
Ⅴ、出来るだけ和食のメニューを多くする、動物性脂肪は控えめに!
Ⅵ、間食はくだものにする
いきなり全部をやとうとするのではなく、出来そうなことから1つずつ取り入れてみてください。