「宿便」と聞くと、CMの水道管のサビのように
腸管を塞ぎそうな形でこびり付いている様子を思い浮かべるようです。
実際には、そんなことありません!
宿便というのは、言うなれば残留便です。
人間の腸はシワやヒダのようなものがあり、
そうした部分に引っ掛かって腸の中に長く留まった結果、
黒い消し炭調になってしまっているものと考えられます。
当然便秘の人の方が残留時間も長いでしょう。
こうして残留してしまう便が腸の厄介者なのです。
これをいかに早く体外に排泄できるかが、健康のカギとなります。
こんな実験があります。
食事と一緒に小さなガラス玉を食べて、
そのガラス玉がどのくらいで排泄されるかを調べた実験です。
この実験によると70%が72時間以内に排泄され、
全てのガラス玉が排泄されるまでに1週間かかる場合もあったということです。
ガラス玉と食品は違うので一概に言うことは出来ませんが、
食べたものの大部分は24~72時間で排泄されます。
残りの便は腸の中で停滞、残留していることがわかります。
老廃物(宿便)が体内に長時間滞留することが悪いのは、
老廃物が悪玉菌で腐敗、毒物と悪臭を生産するからです。
毒物は腸管壁から吸収されて血液に入り、全身に行き渡ります。
その結果、以下のような不快症状が出てきます。
・細胞レベルでの老化促進
・血流の低下(冷え症)
・解毒作用を行う肝臓機能の低下
・不定愁訴
・腹部膨満感
・腹痛
・腰痛
宿便の原因として考えられるのは、幼児期から便秘傾向にある虚弱体質や
無理なダイエットによる生活習慣、ストレス、便秘薬の乱用、薬剤の副作用、
加齢による排便反射機能低下などです。
医師によるほとんどの治療は薬剤(下剤)投与となっています。
そのため宿便の多い人は薬剤に依存しがちとなり、ますます腸の排便機能が悪化します。
腸に優しい生活習慣を身につけたり、
民間療法の腸内洗浄(コーヒー洗腸)を行うことが大切なのですね。